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[モバイル広告の定義]成果報酬型マーケティングの始まり、トラッキングツール

こんにちわ!!

モバイル広告の定石第1章と2章を通達したみなさん!

今回のポスティングでは成果報酬型モバイルマーケティングの初発といえるトラッキングツールの話をしてみたいと思います。1章でトラッキングツールについて簡単に紹介しましたが、今回はトラッキングツールは何か、なぜ重要なのかについてお話したいと思います。初心者も分かりやすいように説明しますが、もっと知りたい内容があればコメントを残して下さい。:)

それではレッツゴー!

目次

1. アドテク

– 広告界の新たなキーワード;’アドテク(Ad tech)’

2. トラッキングツール

– トラッキングツールとは?

– トラッキングツールのメリット

– 代表的なトラッキングツールメーカー

– トラッキングツールの多様な機能

3. フィンガープリンティング

– フィンガープリンティングとは?

– フィンガープリンティングのメリット/デメリット

4. Sub ID

– Sub IDとは?

– Sub IDの重要性

5. ネット中立性

1.アドテク

広告界の新たなキーワード; ’アドテク(Ad tech)’


(映画’マイノリティ・リポート’中)

西暦2054年を背景にした映画’マイノリティ・リポート’では虹彩で通行人の身元を把握した後、個人適合型広告を提供するシーンが登場します。このようなオーダーメード広告を通じて企業は広告効果を最大化し、消費者は溢れる広告の中で必要な情報を選別して得られます。

現在の技術力では虹彩認証を利用して各個人の身元や趣向の把握までは難しいですが、パソコンに比べてモバイルの利用者が増えてきており、国内の広告業界もそれに合わせて変わりつつあります。アイデアとクリエイティブに熱をあげていた広告業界が新たにモバイルに注目をしはじめており、クリエイティブコンテンツとデジタル技術を結合した広告形態に発展しています。

過去TVや新聞のような伝統メディアではアイデアが斬新な広告を通じて、世間を注目させ広告の效率を期待してました。しかし、モバイル広告市場は伝統メディアといろんな違いがあります。伝統メディアではなかったモバイル広告のメリットは、ターゲティングが可能だというところです。ターゲティングを通じて広告をよりたくさんの人に、あるいは購入する人にのみ露出して投資効率が最大化できます。それにモバイルアプリのユーザーの記録を基にユーザーの購入行動を把握したり予測します。このようにテクノロジーを駆使した広告’アドテク(Ad Tech)’が広告業界の新たなキーワードとして浮上しています。


2.トラッキングツール

トラッキングツールとは?


ではどのようにユーザーの行動が追跡できるのでしょうか?

ウェブの場合は訪問記録(クッキー)をもとに利用者追跡が可能ですが、モバイルの場合はクッキー方式がサポートされてないため、トラッキングツールという技術を利用します。

(1章から引用)

トラッキング(Tracking)‐トラッキングツールは広告の進行状況を記録し、集計するツールです。トラッキングツールから得た分析結果を通じてどのメディアが効率が良いのかが把握可能で、これを通じて広告主は広告キャンペーンのROI(投資利益率)が最大化できます。

トラッキングツールのメリット

広告主はトラッキングツールを利用して、より簡単かつ効果的にオーディエンスターゲティングが可能です。トラッキングツールを利用すれば、モバイルアプリのユーザーがアプリをどれくらい長い時間使用していたのか、どんな行動をしたのか(例えば、購入活動をしたのか、次のレベルを達成したか等々)に関する内容が把握できるからです。このようなメリットがあることから、ほとんどの広告主は成果報酬型のモバイルマーケティングのためにトラッキングツールを使用しています。

代表的なトラッキングツールメーカー

次は代表的なトラッキングツールメーカーです。実際、グーグルやアップルでサポートしているトラッキングツールもありますが、プラットフォーム依存が高いため、すべてのチャンネルで使用できる(オムニチャンネル)トラッキングツールが広く使われています。

トラッキングツールの多様な機能

トラッキングツールによって、アプリインストール後のユーザー行動に対するトラッキング機能がそれぞれ違います。例えば、ユーザーがアプリインストール後会員加入、テュートリアル完了、購入活動等を行ったタイミングまでサポートするトラッキング機能(このようなイベント設定を’イベントポストバック’と言います)の数が異なったりします。:)

3.フィンガープリンティング

フィンガープリンティングとは?

· フィンガープリンティング(Finger Printing)- 広く使われているトラッキングツールの1つで、モバイルユーザーがアプリをクリックしたタイミングから行ったいろんな活動で生成された固有IDを比較することで、ユーザーのアプリインストール後の行動が追跡できる技術です。

さっぱりわからない方のために(書いた私も難しい、、ハッハ)

分かりやすく説明してみます。

ユーザーがモバイル上である広告を見てクリックした時、様々な情報が生成されます。IPアドレス、デバイス情報、OSタイプ、タイムゾーンなどの情報が生成されますが、これらを収集して固有IDを作成します。指紋のように人によって異なる固有のIDが付与されるのでフィンガープリンティングと呼ばれています。フィンガープリント方式は、アプリを初めてインストールした時やアプリインストール後ユーザーがある特定行動(例;レベル2の達成)をした時に生成される情報IDと最初アプリ広告をクリックした時に作成されたIDを比較追跡する方法です。

フィンガープリンティングのメリット/デメリット

この技術はユーザーの個人情報を露出しないで、特定IDで利用者を区別します。グーグルやiOSのようなアプリマーケットとは連動されません。ほとんどのトラッキング会社がこの技術を使っており、広告主はユーザーのアプリインストール後の行動を把握することで広告予算比率を簡単に定められるメリットがあります。

フィンガープリント技術のデメリットをあえて言えば、端末の値やプラットフォーム値を任意に決めるため、ウェブ上で使われるクッキー方式に比べて比較的に精度が低い部分があります。

4. Sub ID

Sub IDとは?

トラッキングツールにはいろんなメーカーと種類がありますが、無料で使えるトラッキングツールと使用料を支払わなければならない有料トラッキングツールに分けられます。当然無料トラッキングツールは無料で使える大きいメリットがありますが、有料トラッキングツールを使用すると、Sub IDという強力な機能が使えるというメリットがあります。

ではSub IDとは何か、簡単に紹介します。

· Sub ID – メディアごとに特定IDを付与することで、広告主はダッシュボード上でメディア名は分からなくても特定IDを見て各メディアがどのような成果を出しているのか把握できる。

Sub IDの重要性

ではなぜSub IDが重要なのでしょうか。それはSub IDがモバイル成果報酬型のマーケティングの始まりだからです(アップリフトは、広告主にこのような成果報酬型のマーケティングソリューションを提供しています*_*)。

広告主は実際ダッシュボード上でSub IDを見ながら、メディアごとにどれくらい成果が出ているのか確認可能です。同じキャンペーンを複数のメディアで行っている場合、成果が出るメディアもあり、成果があまり出ないメディアもあります。このような理由で成果があまり出ないメディアは中断して成果が出るメディアにマーケティングキャンペーンが集中できるので成果報酬型のマーケティングが可能だと言えるでしょう。広告主の立場では役に立たない所にお金を無駄遣いしないで、効率よくマーケティング費用を消費できるというすばらしいメリットがあります。

5. ネット中立性

オンラインに比べてモバイルは動的で、速くて、ダイナミックです。このようなモバイルがトラッキング可能なトラッキングツールを開発するには相当な時間と費用がかかります。したがって、ほとんどのトラッキングツールメーカーは一定の費用を使用料として要求します。

ここで疑問!

アップリフトを含めたアドネットワークはなぜトラッキングツールを提供しないのでしょうか。それはネット’中立性’のためです。トラッキングツールには、様々な重要情報やデータが連動されています。このような重要データが含まれているトラッキングツールをメディアやアドネットワークが所有しているとしたら、可能性は低いですが意図的なデータ制御や操作の危険性があるでしょう。実際にアメリカや欧米のモバイル業界ではこの問題で激しい議論が巻き起こり、メディアでのトラッキングツールの開発や運用をタブー視する雰囲気です。

これまで、モバイル広告において重要な要素であるトラッキングツールについて調べてみました。難しい内容だったと思いますが、最後まで読んで頂き、ありがとうございます。もし理解できない部分、知りたい内容があれば、コメントを書いて下さい。 誠実にお答えいたします。:)

れでは次の章で会いましょう!

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